「パイレーツオブカリビアン/呪われた海賊たち」の続編として公開された「パイレーツオブカリビアン/デッドマンズ・チェスト」ですが、新たの強敵と強大過ぎるクラーケンに対してジャック・スパロウはどのように立ち向かうのか!観てる間ずっとワクワクしていました。
あらすじ
前作から3年後のポート・ロイヤル。ウィルとエリザベスは結婚式を挙げるところでしたが、ジャックを逃がした罪で逮捕されてしまいます。しかし、東インド貿易会社のベケット卿は、ジャックの持つ「北を指さないコンパス」を持ってくれば釈放すると約束します。そのため、ウィルはジャックを探しに向かいます。
一方、前作でバルボッサからブラックパール号を取り返したジャック・スパロウ船長の下に、ウィルの父親であるビル・ターナーが現れ、13年前にデイヴィ・ジョーンズと交わした「ブラックパール号の船長となる代わりに、13年後にフライング・ダッチマン号の船員として働き続ける」という契約の期限が近付いていることを伝えます。
ジャックの持つ「北を指さないコンパス」が欲しいウィルとエリザベス、デイヴィ・ジョーンズとの契約から逃れるため、デイヴィ・ジョーンズの大切なものが入る宝箱を探すジャック、それぞれの思惑が交差し、物語が進んでいきます。
本作の概要
タイトル | パイレーツオブカリビアン/デッドマンズ・チェスト |
タイトル(原題) | Pirates of the Caribbean: Dead Man's Chest |
公開日 | 2006年7月7日(アメリカ) 2006年7月22日(日本) |
制作会社 | ジェリー・ブラッカイマー・フィルムズ |
配給 | ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ |
制作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
制作費 | $225,000,000 |
興行収入(全世界) | $1,066,179,725 |
興行収入(アメリカ) | $423,315,812 |
興行収入(日本) | 100.2億円 |
興行的には、前作を上回る成功を収めています!
主な受賞(ノミネート含む)
◆第79回アカデミー賞(2007年) | ||
・視覚効果賞 | ジョン・ノール ハル・ヒッケル チャールズ・ギブソン アレン・ホール | 受賞 |
・美術賞 | リック・ハインリクス(美術監督) シェリル・カラジク(装置) | ノミネート |
・録音賞 | ポール・マッシー クリストファー・ボイズ リー・オルロフ | ノミネート |
・音響編集賞 | クリストファー・ボイズ ジョージ・ウォーターズ2世 | ノミネート |
◆第64回ゴールデングローブ賞(2007年) | ||
・主演男優賞 (コメディ/ミュージカル) | ジョニー・デップ | ノミネート |
◆MTVムービー・アワード(2007年) | ||
・最優秀映画 | "パイレーツオブカリビアン/デッドマンズ・チェスト" | 受賞 |
・最優秀俳優 | ジョニー・デップ | 受賞 |
◆第33回ピープルズ・チョイス・アワード | ||
・映画男優賞 | ジョニー・デップ | 受賞 |
・男性アクションスター賞 | ジョニー・デップ | 受賞 |
・映画カップル賞 | ジョニー・デップとキーラ・ナイトレイ | 受賞 |
・作品賞 | "パイレーツオブカリビアン/デッドマンズ・チェスト" | 受賞 |
・作品賞(ドラマ) | "パイレーツオブカリビアン/デッドマンズ・チェスト" | 受賞 |
◆ティーンチョイスアワード2006 | ||
・作品賞 | "パイレーツオブカリビアン/デッドマンズ・チェスト" | 受賞 |
・ベストサマー映画賞 | "パイレーツオブカリビアン/デッドマンズ・チェスト" | 受賞 |
・ベスト男優賞 | ジョニー・デップ | 受賞 |
・ベストファイト賞 | ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム) とノリントン(ジャック・ダヴェンポート) | 受賞 |
◆第12回放送映画批評家協会賞 | ||
・ファミリー映画賞 | "パイレーツオブカリビアン/デッドマンズ・チェスト" | ノミネート |
前作ではアカデミー賞5部門ノミネートされるも受賞なしという結果でしたが、今作では4部門ノミネートされ視覚効果賞を受賞しています。良かったですね。
また、MTVムービー・アワードやピープルズ・チョイス・アワードなどの映画賞では総なめに近い部門で受賞しています。凄いですね!
監督、キャスト
監督 | ゴア・ヴァービンスキー | |
製作 | ジェリー・ブラッカイマー | |
キャスト | ジョニーデップ | ジャック・スパロウ |
オーランド・ブルーム | ウィル・ターナー | |
キーラ・ナイトレイ | エリザベス・スワン | |
ビル・ナイ | デイヴィ・ジョーンズ | |
ステラン・スカルスガルド | ビル・ターナー | |
ジャック・ダヴェンポート | ジェームズ・ノリントン | |
ジョナサン・プライス | ウェザビー・スワン | |
ケヴィン・マクナリー | ジョシャミー・ギブス | |
ナオミ・ハリス | ティア・ダルマ | |
トム・ホランダー | カトラー・ベケット | |
ジェフリー・ラッシュ | ヘクター・バルボッサ |
監督、製作(映画プロデューサー)は前作からの続投となっています。また主要キャストも変わっていません。本作から新たに登場した主要キャストとしては「デイビィ・ジョーンズ」役のビル・ナイと「ビル・ターナー」役のステラン・スカルスガルドですね。
また、各キャストの関係性を図にまとめてみました。まとめてみると色んな思惑が入り組んでますね。
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感想(ネタバレ有)
新たな強敵と巨大生物の出現、魅力的なキャラデザインにワクワク!
前作で敵役であったバルボッサを凌ぐ、イカ姿のデイビィ・ジョーンズという強敵が現れます。そのデイビィ・ジョーンズは巨大生物クラーケンを操りジャック・スパロウを追い回します。どう立ち向かうのか、そのワクワク感は少年の冒険心をくすぐりますね。
敵役であるフライング・ダッチマン号の乗組員たちの姿は、体の一部が海の生物となっており、フジツボが顔に張り付いていたりと不気味でありながら、個性的で魅力的な姿となっています。なんとこのキャラクターデザインは、ジョニー・デップと親交の深いティム・バートン監督が手掛けているらしいですから、魅力的なのも納得ですよね。
こちらが噂のクラーケン。ウィルが船から投げ出されて潜った際にクラーケンの足以外の胴体が映ります。ぱっと見イカのようですが、口のとげとげしい感じを見ると巨大なイカとは思えないですね。
また新たな勢力として「東インド貿易会社」が出てきます。現実世界でも「東インド会社」という少し違う名前ですが実在しており、強大な力を持っていました。今作では、デイビィ・ジョーンズを排除もしくは掌握するべく、暗躍しています。複雑に絡み合う思惑に拍車をかける存在となっています。
深まる人間関係、そしてストーリーの続きが気になる!
これを観終わったあと、続きが気になりました。それほどに引き込まれました。ジャック・スパロウはクラーケンに飲み込まれるというラストでしたが、それで終わるはずありませんよね。
また、エリザベスの心の中も気になります。最期のシーンではジャックとエリザベスはキスをしていますが、それはクラーケンから逃れるためにジャックに犠牲になってもらうための偽りのキスなのか、それとも好きという気持ちが芽生えながらも皆が助かるためには犠牲になってもらうしかなく最期にキスをしたのか、どちらなんでしょうか。私としては後者であってほしいと思っています(笑)
その前にもキスをしそうになるシーンがあり、タイミングが合わずキスすることはありませんでしたが、何もなければしていたと思うと恋心が生まれていたように思いました。
最期のキスシーンを見てしまったウィルはどう思うのでしょうか。ウィルはエリザベスがジャックに手錠をかけたのを見ていないため、最後に別れのキスをしていたとしか見えないですからね。そのまま2人結婚できるのでしょうかね。
また、ティア・ダルマの家でのラストのシーン、ジャックとの別れを惜しむ場ではエリザベスも涙しており、それは別れの涙でもあり犠牲にしてしまった罪悪感の涙であったのでしょう。ここで本当のことを知っているのはエリザベスだけであり、心苦しい心境と察しました。ただ「お前が殺したのに何泣いてんだよ!」とも少し思ってしまったのも事実です(笑)キーラすみません。
因みにちょっとしたトリビアですが、ラストシーンに「世界の果て」への案内人として1作目の敵役、バルボッサ船長が登場するのですが、そのときのキャストの驚いた顔覚えているでしょうか?私はなんか素が出ている感じがして覚えていたのですが、実はこのシーン、製作側からのドッキリが仕掛けられていたようです。キャストの役者には、このシーンで第1作にインターセプト号の女性の乗組員として登場した「アナマリア」が出てくると聞かされていたようです。それがまさかのバルボッサが出てきてびっくり、ドッキリ大成功となったようです!(笑)
オーランドブルームと後ろのラゲッティ役のマッケンジー・クルックの「え!」という表情がウケます(笑)
してやったりのバルボッサ。
感想まとめ
ワクワクするキャラクターとストーリーに大満足の作品でした。次回作を早く観たいという気持ちになりました。
難しいことを考えず、世界観を楽しむ映画で楽しめると思います!
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