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音楽が最高の「パイレーツオブカリビアン/呪われた海賊」は、ワクワク感がたまらない冒険映画

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パイレーツオブカリビアン/呪われた海賊たちのポイント

海賊映画といったら、ワンピースかパイレーツオブカリビアンが思いつく私は、プライムビデオで200円でレンタルして観ました。

パイレーツオブカリビアンシリーズは現在までに5作公開されていて、本作は第1作に当たります。
何度も地上波で放映されていて観たことはあったのですが、シリーズを通して観たことがなく、改めて観てみました。

一言感想「ドキドキする冒険への没入感がすごい!」

目次

あらすじ

物語はウィル・ターナー少年が漂流しているのを、エリザベス・スワン少女を乗せた船が発見し救助するところから始まります。救出したウィル少年は、「髑髏の硬貨」を首に下げており、エリザベス少女が海賊とバレないように隠します。
そうです、この時代には海賊がいる時代です。
時代は過ぎ、大きくなったエリザベスが海に転落した際に、救出するのが、ジャック・スパロウです。
救出したにもかかわらず、ジャックが海賊であるという理由で投獄されてしまいます。
海に転落する際にエリザベスが身に付けていた「髑髏の硬貨」が、バルボッサ船長が率いる、呪われた不死身の海賊を引き寄せてしまいます。
この海賊団はエリザベスが住む港町を襲い、エリザベスは囚われの身となってしまいます。
エリザベスを救うため、エリザベスに想いを寄せるウィルは、バルボッサが根城にする島を知る、ジャックに助けを求めます。ジャックはジャックで、バルボッサが乗るブラックパール号の元船長であり、この船を取り返したいと思っています。ですが、不死身の海賊から船を取り返すには、ウィルの出生が鍵を握っていることから、協力に応じ脱獄します。

本作の概要

タイトルパイレーツオブカリビアン/呪われた海賊たち
タイトル(原題)Pirates of the Caribbean : The Curse of the Black Pearl
公開日2003年7月9日(アメリカ)
2003年8月2日(日本)
制作会社・ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
・ジェリー・ブラッカイマー・フィルムズ
配給ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
制作国アメリカ
言語英語
制作費$140,000,000
興行収入(全世界)$654,264,015
興行収入(アメリカ)$305,413,918
興行収入(日本)68.0億円

主な受賞(ノミネート含む)

◆第76回アカデミー賞(2004年)
・主演男優賞ジョニー・デップノミネート
・音響編集賞クリストファー・ボイズ
ジョージ・ウォーターズ2世
ノミネート
・録音賞クリストファー・ボイズ
デヴィッド・パーカー、デヴィッド・キャンベル
リー・オルロフ
ノミネート
・メイクアップ賞ヴィ・ネイル
マーティン・サミュエル
ノミネート
・視覚効果賞ジョン・ノール
ハル・ヒッケル
チャールズ・ギブソン
テリー・フラジー
ノミネート
◆第61回ゴールデングローブ賞(2004年)
・最優秀主演男優賞
(コメディ/ミュージカル)
ジョニー・デップノミネート
◆MTVムービー・アワード(2004年)
・作品賞"パイレーツオブカリビアン/呪われた海賊たち"ノミネート
・最優秀男優賞ジョニー・デップ受賞
・ブレイクスルー女優賞キーラ・ナイトレイノミネート
・最優秀スクリーンチーム賞ジョニー・デップとオーランド・ブルームノミネート
・最優秀悪役賞ジェフリー・ラッシュノミネート
・最優秀コメディパフォーマンス賞ジョニー・デップノミネート
◆第9回放送映画批評家協会賞
・主演男優賞ジョニー・デップノミネート
・ファミリー映画賞"パイレーツオブカリビアン/呪われた海賊たち"受賞
◆第30回ピープルズ・チョイス・アワード
・作品賞"パイレーツオブカリビアン/呪われた海賊たち"受賞
・映画男優賞ジョニー・デップノミネート
◆ティーンチョイスアワード2006
・ベストサマー映画賞"パイレーツオブカリビアン/呪われた海賊たち"受賞

アカデミー賞5部門にノミネートされるも、受賞なしという結果に。
同年に「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」が11部門ノミネートされ、全部門受賞するという快挙を果たしています。
凄すぎです。ライバルが強すぎたという感じですね。

監督、キャスト

監督ゴア・ヴァービンスキー
製作ジェリー・ブラッカイマー
キャストジョニーデップジャック・スパロウ
オーランド・ブルームウィル・ターナー
キーラ・ナイトレイエリザベス・スワン
ジェフリー・ラッシュヘクター・バルボッサ
ジョナサン・プライスウェザビー・スワン
ジャック・ダヴェンポートジェームズ・ノリントン
ケヴィン・マクナリージョシャミー・ギブス
マッケンジー・クルックラゲッティ
リー・アレンバーグピンテル

ジョニーデップを筆頭に、オーランドブルーム、キーラナイトレイと、見とれてしまう俳優陣が出ています。
2つの海賊と海軍の三つ巴で関係性が私自身分かりにくかったので、関係図にまとめてみました。舞台はカリブ海(アメリカと南米に挟まれる海)ですが、この当時はイギリス帝国が世界の覇権を握っていたようです。時代背景を軽く掴んでおくとより楽しめます♪

画像クリックすると拡大します。

パイレーツオブカリビアン/呪われた海賊たちの関係図
『パイレーツオブカリビアン/呪われた海賊たち』関係図

因みに、始まりの地となる「ポート・ロイヤル」は実在します。実際に海賊によって繁栄した港町だったようです。
これがカリブ海の位置です。

カリブ海の場所

そして、こちらがポート・ロイヤル(国:ジャマイカ)の位置です。

ポート・ロイヤルの場所

感想

音楽が最高~!

パイレーツカリビアンは何と言っても音楽が良いです!
ストーリーの盛り上がりに合わせてあの音楽が流れることで、ワクワクを掻き立てられ、物語に引き込まれていきます。

なんと言ってもパイレーツオブカリビアンのテーマ曲である、「 He’s A Pirate ( 彼こそが海賊 )」ですよね。

本作の音楽を担当した作曲家はクラウス・バデルトです。彼はドイツ、フランクフルト出身の映画音楽を中心に仕事をしています。

クラウス・バデルト

この作曲については少し裏話があります!
本作の作曲には元々、アラン・シルヴェストリ(ナイトミュージアムやアベンジャーズなど数多くの映画音楽を手掛ける作曲家)が担当していましたが、リリース前になり映画プロデューサー(製作)であるジェリー・ブラッカイマーとの創造性の違いから降板となります。そこで急遽、ハンス・ジマー(パイレーツオブカリビアン第2~4作を担当)に依頼したのですが、その当時ハンスは『ラスト・サムライ』の楽曲制作を進めており契約上の理由から引き受けられなかったため、ハンスのスタジオに勤めていた若いクラウス(当時35歳)が抜擢されました。そして、クラウスを始めとする同スタジオの若手メンバー総動員で製作したようです。ただ、大部分の作曲をハンスが行い、それを元に仕上げを行う分担で進めたと、サントラボックスのDVDインタビュー映像でハンスが語っています。

コチラの画像の方がハンス・ジマーです。超人気の凄腕映画作曲家です!

ハンス・ジマー

このクラウスとハンスの関係は、ハンスが経営するスタジオ「リモートコントロール・プロダクション」にクラウスが所属しており、言わば師弟関係になります。この話がハンスに来た時に上記理由から受けられなかったため、監督であるゴアに紹介したのがクラウスのようです。こうして生まれた楽曲が、歴史的名曲になるというのは凄い話ですよね!ワクワクします(笑)

本作の音楽としては、「 He’s A Pirate ( 彼こそが海賊 )」 だけでなく、名曲は本当にたくさんあります。私のおススメは、冒険が始まるぞーという気にさせてくれる「 The Medallion Calls (黄金のメダル)」、緊張感高まる戦闘シーンをほうふつとさせる「 Swords Crossed (決闘)」、などなど挙げ出したらキリがありません!是非サントラをゲットして聴いてみて下さい。Amazonプライム会員の方は、PrimeMusicで聴くことが出来ますよ!

魅力的な舞台とストーリー、そしてキャラクターたち

また、海賊のいた時代はこんな感じだったのかなぁと思わせる、衣装や街並み、船、銃、剣などの、世界観を形作る道具がしっかりと作りこまれていて、海賊のいた時代を想像し、行ってみたいなと思う作品です。小ネタですが、ジャックスパロウの拳銃だけは、18世紀に作られた本物の拳銃が使われていたようです。

ストーリーは話が進むにつれて、呪われた海賊が不死身だったり、ジャック・スパロウとバルボッサがかつて同じ船に乗っていて裏切り行為があり船が奪われていたこと、ウィル・ターナーの父親が海賊で呪いを解く鍵になっている、など次々に過去の出来事が分かってきて、どういう関係性?!とワクワクします。
ただストーリーのオチ、どうやって不死身の海賊を倒すのか、というのは早くに想像つきましたね。
多分そこが重要ではないのだと思います。物語のポイントはその過程で、それぞれの思惑の異なるキャラ達が、アステカ金貨が眠っている「死の島(イスラ・デ・ムエルタ)」にどうやって集結していくのか、ですかね。

キャラクターも魅力満点です。
ジャックは何を考えているか分からない船長であり、基本ふざけている感じです。そうでありながらも、抜け目なく、自分の利になるように動きます。そこには人への情がありません。でも非情とは言えないような、掴みどころが難しい憎めない奴と言えばよいでしょう。

バルボッサは本作の敵役です。かつてのジャックの航海士であり、裏切った首謀者です。その裏切り行為により、ジャックは呪われることなく、バルボッサは呪われてしまい、満たされない乾きが永遠に続くという呪いを受けてしまいます。
この2人は敵同士なのですが、ジャックに復讐の念が満ち溢れている感じではないです。不思議ですね。ジャック・スパロウは島流しによって殺されかけているのに。ジャックの本当の気持ちを出さない(何を考えているのか分からない)人物像からでしょうか。最期は、因縁の銃弾によりバルボッサを撃ちましたが。

感想まとめ

本作は難しいことは考えずに、ジャック・スパロウの海賊冒険記を純粋に楽しむのが良いと思います!!
音楽と魅力のあるキャラクターとわくわくするストーリーで楽しむ映画かなと思います!
私はそれで十分楽しめました!2作目、3作目も観ていきたいなと思います。

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